スズキタカヒロ
スズキタカヒロ
対象をどこかユーモラスに捉えるスズキタカヒロさんの作風は、年齢や性別を問わず見る人に親しみを感じさせてくれます。作品は本人が大好きな動物を題材にしたものが多いのですが、静物も得意としており、イキイキとした線で描かれた人工物などはどこかオモシロくてオシャレな印象さえ受けます。自閉症の彼にとって、絵を描くことは言葉に頼らなくても良い自分と社会とをつなぐ大切なチャンネルなのかもしれません。
あさき
あさき
あさきさんは空想上の生き物と幻想的な世界を緻密なタッチで描く作家です。アスペルガー症候群のあさきさんは強い潔癖をもっており、ストレスから心をすり減らすような日々を送っています。あさきさんの作品には「切羽詰まったとき現実からはなれ、空想の世界でホッと一息つきたい」そんな想いが込められています。「絵を描いているとふしぎな生き物たちが案内役となって絵の中にある幻想世界の休憩所へと自分を連れていってくれて心を休めることができる」と語ってくれました。ふしぎな生き物がいざなう幻想世界は見る人にとっても、現実から少し離れてホッと心が休まるような気持ちにさせてくれるのではないでしょうか。
岩崎龍介
岩崎龍介
頸髄損傷による四肢麻痺がありボールペンを握る握力が弱く筆圧も弱いですが、そのために柔らかく繊細なタッチが生み出されます。総社の情景を100枚描く"総社百景"を目標に制作活動を続けています。 2025年には、「伯備線 清音駅」が第44回肢体不自由児・者の美術展/デジタル写真展で厚生労働大臣賞を受賞しました。
Abe
Abe
肢体に障がいがあるため絵筆を握ることができず、硬直があるため口にくわえての制作が難しいため、呼気スイッチを使ってPC上で絵の制作をしています。呼気スイッチでは8方向にしかカーソル移動ができないため、Abeさんの作品は水平・垂直・45度の線のみで構成されています。点のひとつひとつがAbeさんの呼吸(息づかい)であり、その呼吸で点のひとつひとつが線でつながれています。点と点を線でつないでいる作品は、彼の生命を感じさせる作品といえるでしょう。
オクムラ ユウ
オクムラ ユウ
対象のエッセンスを抜き出してかわいく絵に落とし込み、あざやかな色で仕上げるのが彼の好みのスタイル。絵を描いている間の本人は普段よりも落ち着いていて、穏やかな様子をしています。文字を書くことも得意であり、本人も気に入っているようです。ひらがな・カタカナ・漢字はもちろんアルファベットだって、丁寧に自分らしい素敵な字を書きます。事業所内の掲示物用の絵や文字もよく頼まれて描いてくれます。今は色々な画材を使って本人の可能性を一緒に探っている途中です。絵を通して彼がどういう風に物事を見ているのか垣間見えるように思いませんか?